携帯へのメール配信を分かりやすく解説したページです。
メール配信と携帯電話
携帯電話の性能向上には目を見張るものがあります。
NTTdocomoのmovaと呼ばれるタイプの携帯電話でメール出来たのが役500文字、3Gの FOMAになって10倍の5000文字になり、スマートフォンで無制限となりました。
ここまで10年もかかっていません。
かなりのスピードであると言えます。
しかし、それに伴ってインターネットショップを開設している業者もビジネスを急激に変化させなくてはなりませんでした。
ほぼ時を同じくしてブロードバンド回線のサービスが普及し始め、国家としてもe-Japan構想に基づいて日本全国に展開し始めました(当時の首相が ITを“イット”と発音してズッコケたものです)。
この頃、インターネットショップも急激に増加してホームページの開設が増加したのです。
そして携帯電話 の普及、それにも対応するため、ネットショップの苦労は並大抵のものでは無かったように思えます。
しかし、こうして日本のネットショップを代表とするビジ ネススタイルは大きく変化しました。
インターネットを利用するだけではなく、その環境上にある携帯電話をもターゲットとしてビジネス展開していったので す。
いわゆるコンシューマを相手としたe-ビジネスです。
その主力となったのは携帯のemailでした。
なぜなら、2000年時点でNTTdocomoの 加入者だけでなんと3千万契約に及んでおり、すぐに5千万に到達すると思われていました。
しかし、携帯キャリアは続々と参入し始め、一社独占とはならな かったものの、全体の契約数としては、現在1億2千万件となり、まさに一人一台のケータイ時代の到来を迎えたわけです。
すると、携帯電話に対応することが ショップの必須条件となり、携帯電話用コンテンツの制作や、携帯電話に配信するメールマガジンなどの制作を行うことになります。
しかし、明るい話題だけで はありません。
同時に希望してもいないemailを大量に送りつけてくる悪徳業者も出始めます。
スパムメールと呼ばれる迷惑メールがemailの実に 97%を占める状態になり、ショップのメールマガジンや商品紹介emailが届かない事象も発生し始めたのです。
携帯電話へのメール配信
“誰もが持ってる携帯電話”の時代になり、スパムメールのターゲットは携帯ユーザになります。
懸賞サイトを装った内容でメールアドレスを有料サイトに勝手 に登録したり、内職募集を装ってマニュアル代金を先行して振り込ませ、実際の仕事はなかったり、SNSの招待状を装い有料のアダルトサイトに登録された り、はたまた突然メールで請求書を配信したり、許せないのが大震災の義捐金を装って振り込ませたりとまだまだ多くのかなり悪質なスパムメールが携帯メール に届くようになります。
ISP事業者や各携帯電話キャリアは加入者を守るため、大量にスパムメールを配信するサーバに対し、ブロックをかけます。
国もこれ を重要視し、遅ればせながら、2008年に“特定電子メールの送信の適正化等に関する法律”を施行してスパムメール配信者を刑事処分することが出来るよう になったのです。
しかし、スパムメール配信者も海外に設置したサーバから配信したり、トロイの木馬で乗っ取ったゾンビコンピュータを利用するなどしてメー ル配信し続け、結果スパムメールは現在に至っても減ってないのが現状です。
インターネットショップのビジネスに話を戻すと、それらの状況はビジネスにかなりのダメージを与えることがわかってきました。
つまり、せっかくユーザが情報提供を希望してもメールが届かないことがある、または遅延することがある、などの状況です。
特に携帯電話のメール受信は一気に大量のメールが配信されると受信できないことが多くあるのです。
東日本大震災のメール配信は記憶に新しい ところです。
何通かメール送信しましたが、届いたものもあれば届かないものもありました。
しばらくすると送信さえできなくなりました。
通信キャリアが重要 な通信のリソースを確保するため、GW(Gateway)を閉じたのです。
つまり平たく言うと、大量メールに携帯電話は弱いわけです。
大量のスパムメール に邪魔されてemailが到達しなかったり、遅延したりするリスクが多分にあるわけです。
携帯メールへの到達率の向上
インターネットショップはそのようなネットワーク状況にさらされており、対応していかねばならなくなりました。
携帯メール独自の対応が必要になったので す。
パソコンユーザと携帯電話ユーザは重なりますが、携帯電話ユーザはパソコンユーザと重ならない場合があります。
つまり携帯電話しか持っていない人は多 いわけです。
するとショップもターゲットをパソコンユーザから携帯電話ユーザに重心を置くことが求められるのです。
パソコンではできるが携帯電話ではやりづらい処理、それが大量にメール配信されたものの受信なのです。
ショップはメール配信を携帯電話向けコンテンツにしますが、メール配信サービスも携帯電話 対応のものが増えていきました。
当然ショップは対応しているサービスを選択しますが、携帯電話へのメール到達率が高いという観点でシステム作りをしている メール配信サービスは限られているでしょう。
しかしそれを実現しているサービスもあります。
それがVPS-NEOです。
VPS-NEOはその名前の通り、 VPS形式のサービスです。
つまり物理サーバを複数に論理分割する技術を利用し、分割した一つの論理サーバを利用者に割り当てるというものです。
それが携 帯メールにどのようなメリットがあるのでしょうか。
それは独自のIPアドレスを割り振ってもらえるということなのです。
つまり、携帯電話キャリアにブロッ クされている心配は皆無です。
さらに、大量のメール配信する場合、超ゆっくり配信機能を使えば到達率は高くなります。
繰り返しですが、携帯電話は一気に大 量のメール配信に弱いのです。
また、実際に大量のメールを配信する際には時間をかけてください、と推奨しています。そのように携帯電話キャリアの状況を しっかりと把握し、機能化を実現したのがVPS-NEOなのです。
また、ユーザ属性ごとにメール配信できるステップメール機能も充実しており、インター ネットショップのメール配信業務全体にかかわる強力なサポートができることもVPS-NEOをおすすめする理由なのです。